講習内容
山の歩き方講習会
登山をすると『足が痛い』『足が疲れる』。私も以前その問題に悩まされ続けました。とにかく歩くことだよ・・とか、私はこういう風にしているよ・・とか、すごく曖昧な助言をいくつもいただきました。
結論からいうと、歩いていれば、段々と足も強くなりますし、痛みも軽減されてくるかもしれません。ただ・・・ものすごく時間がかかります。
はっきり言って、その時間はもったいないですし、無駄です。
この講習会は、歩行テクニックとご自身の歩き方(歩行癖)を理解してもらうことで飛躍的に登山歩行スキルが上がります。考えて歩く癖がつくからです。
私のように痛みに耐え、やみくもに過酷な登山を繰り返すことをして欲しくないという思いから講習会をやらせていただいています。
定 員
4人(最低開催人数1人)
講習時間
9時〜13時
開催場所
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
内 容
普段の生活の中で「歩く」ことを意識している方は少ないと思います。山登りで長く楽しく歩くには、疲れを軽減できる「山に適した歩き方」を意識して身につけることがとても大切です。この講習では山登りに適した3つの理論的な歩行技術を、実際に山を登りながら学びます。また、自分自身の歩き方のくせを知るために講習の初めに歩き方を動画で撮影し、下山後に近隣施設にて動画の確認と振り返りを行います。山登りでいつも足が痛くなる方は、歩きかたのくせを改善することで、痛みの軽減に繋がるのでオススメの講座です。
※集合場所や持ち物など詳しい内容は、お申し込み後にご連絡いたします。
岩場の登り方講習会
この講習会では、岩場がスムーズに登れるようになるためのテクニック、鎖場などで使えるセルフビレイ(登山中の危険箇所で自分の安全を確保すること)、カラビナやスリングの基本的な使用方法を学んでいきます。
また、岩場での登り方を動画で撮影させていただき、岩場でのクセを確認していただきます
岩場の恐怖心や連続した岩場での疲労を軽減する方法、重量のあるザックを背負っても安定した岩登りをするためのスキルを学ぶことで、滑落などのリスクを回避し、安全に登山ができるようサポートします。
《こんな方にオススメです》
- 岩場がちょっと苦手な方
- ステップアップして岩山を登りたい方
- 安全に岩場を楽しみたいと考えている方
- セルフビレイのための器具(カラビナ・スリング)の使用方法を学びたい方
定 員
4人(最低開催人数1人)
講習時間
9時〜15時
開催場所
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
内 容
1)岩場でのテクニック
岩場での登り下りが苦手という方は、ちょっとしたテクニックを知ることでスムーズにできるようになります。
- 手足の置き方
- 上体の姿勢
- スムーズな重心移動
- 3点支持の方法
以上の項目を正しく行うことでより安全に岩場をクリアできるようになります。講習会では、安全を確保し、実際に岩場を登っていただきながら指導していきます。
2)セルフビレイ
セルフビレイの1番の利点は恐怖心を軽減できることです。
鎖場などの危険箇所は、恐怖心で体を強ばらせ普段どおりの動きができなくなり、滑落事故などのリスクが増します。
- 鎖場でのセルフビレイの方法
鎖場にて実際に練習し、非常時にセルフビレイを使えるよう指導して行きます。
持ち物
- ハーネス
- ヘルメット
- カナビラ(クライミング用)2個
- 安全環付カナビラ 2個
- スリング 60cm 1本
- スリング 120cm 1本
道具を持っていない場合は、お貸しいたします。事前に何がないのかをお教えください。
※安全上観点から当日、道具がない場合、講習会への参加をお断りする場合がありますことをご了承ください。
初めての懸垂下降
この講習会は、基本的なロープワークと懸垂下降や安全な下降技術の方法を学びます。懸垂下降を体験したい方にオススメの講習会となります
とにかく懸垂下降を体験してみたい!
そして、覚えたい!
懸垂下降は安全に下降する方法ですが、同時に事故が多い方法です。しっかりとした技術を学び、練習を繰り返す必要があります。
ロープを扱うにあたり最低限必要な方法を学び、もしもの場合に使用できる技術を身につけましょう。
《こんな方にオススメ》
- 懸垂下降を体験してみたい
- ロープワークを学びたい方
- 下降方法を学びたい
- 登山技術を向上させたい
【 定 員 】
3人(最低開催人数1人)
【 講習時間 】
9時〜16時
【 開催場所 】
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
【 内 容 】
危険箇所を軽量な装備類を使用し、簡単なロープワークで、下降するロープワークを学んでいきます。
- ロープ、スリングの種類
- カラビナ、ATCの使い方
- 下り時のロープ安全確保
- 懸垂下降の方法
【 持ち物 】
- ATC
- カラビナ 2個
- 安全環付カラビナ 2個
- 補助ロープ(ロープ径8.0mm〜)20-30m
- スリング 60cm 2本
- スリング 120cm 2本
- 簡易ハーネス 1個
- ヘルメット
※道具を持っていない場合は、お貸しいたします。事前に何がないのかをお教えください。
※安全上観点から当日、道具がない場合、講習会への参加をお断りする場合がありますことをご了承ください。
スマホで読図講習会
地図を読む技術を習得するのは、時間のかかる作業です。しかし、道迷いしないために必要なスキルであることは、現代も変わりありません。
スマートフォン(GPS)の普及により、登山でスマートフォンのみを使用する方が大半を占めていると思います。
それならば、最低限の地図読みの知識とスマホアプリの機能を用いて、道に迷わないようなスキルの基本を学んでいただきたいと思い講習会を開催することしました。
地図読みの技術とアプリの機能を使いこなせると、道迷いが怖くなるとともに、登山がもっと楽しくなります。
定 員
6人(最低開催人数3人)
講習時間
9時〜15時
開催場所
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
内 容
この講習会は、『読図の基本知識』と『YAMAPの機能』を学んだ後に、YAMAPと地形図を使用して実際に登山を行い、活用方法を学んでいただく内容になっています。
近年、スマートフォンの機能が飛躍的に伸び、登山においても地図よりもスマートフォンのアプリ(YAMAPやヤマレコなど)を用いて登山をされる方が多いと思います。
YAMAPが原図として使用しているのは、等高線が描かれた地形図になります。
読図の知識があるとYAMAPの見方が変わってきます。
今、もっとも登山で使用されているアプリのYAMAPを活用して道迷いなどのリスクマネジメントを学んでいきましょう
※講習会ではYAMAPプレミアム会員の機能を使用します。
《こんな方にオススメです》
* 読図の知識を得たい方
* YAMAPの使い方を知りたい方
* アプリの見方をより充実されたい方
* 安全に登山をされたい方
【講習会の進め方】
読図、地図アプリ(YAMAP)の説明
↓
登山開始
↓
登山をしながら、地図の見方や地図アプリの活用方法の説明
↓
登山終了
【 持ち物 】
スマートフォン等(YAMAPのアプリ)
コンパス
※持ち物の詳細は受付時にメール致します。
同行者安全確保のためのロープワーク講習会
この講習会は、一般登山道において同行者を簡単・軽量・スピーディーにロープで安全確保する方法を学びます。
友達やパートナーとの登山中、同行者の技術に不安がある場合、見ていてハラハラ・ドキドキするといった経験がある方も多いと思います。
ロープでの安全確保技術を習得することにより、危険箇所で同行者の不安や恐怖心が軽減し、より楽しくレベルが高い山にステップアップしていけます。
この講習会は同行者の安全確保に特化した内容になっています。
※前提として、危険箇所をご自身が難なく登れることが求められます。
《こんな方にオススメ》
- 友達やパートナーと一緒に登山をする方
- ロープワークを学びたい方
- 同行者の安全確保の方法を知らない方
- 危険箇所で同行者を見ていて、ハラハラ・ドキドキしてしまう方
- 登山グループのリーダー
定 員
4人(最低開催人数1人)
講習時間
9時〜16時
開催場所
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
内 容
一般登山道の危険箇所を軽量な装備類を使用し、簡単なロープワークで、素早く安全確保するロープワークを学んでいきます。
- ロープ、スリングの種類
- カラビナの種類と使い方
- 登り時のロープ安全確保
- 下り時のロープ安全確保
- 狭小登山道のロープ安全確保
持ち物
- カラビナ 2個
- 安全環付カラビナ 2個
- 補助ロープ(ロープ径8.0mm〜)20-30m
- スリング 60cm 2本
- スリング 120cm 2本
- 簡易ハーネス 1個
- ヘルメット
道具を持っていない場合は、お貸しいたします。事前に何がないのかをお教えください。
※安全上観点から当日、道具がない場合、講習会への参加をお断りする場合がありますことをご了承ください。
ビギナーズ講習会
定 員
8人(最低開催人数1人)
講習時間
9時〜13時
開催場所
埼玉県内の山(開催日ごとに変わりますので、カレンダーをご確認ください。)
内 容
ビギナーズ講習会は、登山の基礎的な内容を盛り込んだ内容になります。一つ一つの内容は軽めの内容に設定しています。
フィールド(登山を行いながら)での講習と座学の両方を行います。
【講習内容】
- 登山プランの立て方
- 地図の種類と活用方法
- 道に迷わないために
- 道に迷ったら(対策)
- 山の歩き方
- トレッキングポールの使い方
- 登山マナー
- 最低限必要な装備
掘り下げたい内容、もしくは扱ってほしい内容があれば事前にお教えいただければ、講習内容に組み込みます。
(例)
- 登山靴について(具体的な選び方)
- ガスバーナーについて(いろいろな種類があるがどれを選んだら良いのか?)
《こんな方にオススメです》
- 登山を初めるための最低限の知識を学びたい方
- 地図の見方が分からず道迷いが不安な方
- ザックの背負い方や歩き方を確認して欲しい方
- 自分の体力に合った登山プランを立てたい方
登山は自然を相手に楽しむスポーツです。あくまで主導権は自然にあることを忘れてはいけません。そして『登山は自己責任』という言葉があるように
「知らなかった」ということに厳しい風潮があります。
ある程度の知識をもっていれば、だれでも安全に楽しめるよう自治体や山小屋等の関係者が山の整備を行っています。
安全に登山を楽しんでいただけるようビギナーズ講習を通じて伝えられたらと思っております。